ソラマメブログ

2010/05/04

楽をして儲かる仕事はない

■■■はじめに■■■

先ずこれは独り言のようなものであり
これを見た人に炎上や反論などのネガティブな感情を促すために書いたものではない
と、断りを入れておきます。
そういう気持ちを抱きそうだと思った人や
自分は人の意見を素直に聞き入れない性格かも・・・と思う人は
今すぐ戻るのボタンを押すなり閉じるなりしてください。javascript:designmode('entry_body')
興味本位で読んで嫌な気分になっても一切責任は負いませんので悪しからず。

もしも目を通すのであればポジティブに
これはSL世界のひとつの意見なんだなと理解していただきたい。




 SLは―特にSIMレンタルは―『楽に』儲かる、と思っている人が居るらしい。
SIMを用意する資金さえあれば
プリム倍率を適当に大きくしてプリム数だけを売りにしていればいいとか
他所より綺麗な施設を用意すれば人が集まるから住人も増えるだろうとか
値下げ競争をして他所より安いという売りならやっていけるだろうとか
とにかく自分はボーっとしてても金が入ると思っている人が居る。

ハッキリ言って置くと、楽をしては儲からない
実際はそんな甘い世界ではない・・・と、思う。
以下にそう思う理由を書いてみる。

レンタルSIMオーナーをするものとしての基本姿勢は
「可能な限り自分のSIMに関わること」が大切である。
先ずオーナーのログイン率が悪くて放置状態では話にもならない。


人と接しなくてもいいとか思っているならそれも大間違いであり、
むしろ下手なリアル仕事よりもオーナーやスタッフの他人との交流スキルが問われてくる
感じの悪いオーナーのSIMに住もうとはよほどの優遇措置でもない限り誰も思わない。
そして(会社組織でやってるサラリーマンでなければ)
30日間ほぼSLにかかりきりで休日も労災も無い。
住人への完璧なメンタルケアをこなして粉骨砕身に働いて得られるものは
せいぜい1SIMで全部埋まったとして多くて3万円+α
(なのだが、SIMのデザイン等の為に消費した経費がある場合そこからさらにマイナスされる)
安値を売りにしてるところの場合最悪1万を切る。

喫茶店の昼バイト(安く700円の時給で1日5時間だけ働くと見ても)10日分にも満たないのだ。

リアルの喫茶店で無愛想な接客をして裏でこっそりタバコ休憩したり
出来る限り手抜きをしてタイムカードだけ押して定時きっかりに帰ってたほうが
よっぽど楽をしてお金になるのである。
さらに無遅刻無欠勤であれば昇給もありうるし、週5で働いて深夜勤務もある仕事をすれば
深夜手当て込みで月収入は20万を超える。

その上で現在の流れとして大体3つあるSIM手法
「広さとプリム」「施設の綺麗さ」「安さ」
の区分を「楽をして」儲かるものなのかを見てみる。


■■■「プリムならある=プリムしかない」では意味が無い■■■

 まず広さとプリムの量を売りにするのであれば、
「住人を孤独にさせない」ことがSIMオーナーの務めといえる。
ただ広いだけでオーナー不在の場所に住む人は
(始めて間もない人であればなおさら)確実にプリムや空間をもてあまし始める。
そして最近の受身姿勢な人が多い現状から近所との交流すら取れなくなり、
広い土地を持っていながらも(むしろ広いからこそ)孤独感に苛まれるようになる。
そしてやがては土地を手放してフリーになるか、
プリムより値段を、という考えで他所orメインランドに移動してしまうのである。
レンタルSIMオーナーは住人一人ひとりのメンタルケアをこなし、
きちんと導いてあげるところまでするつもりでなくては
住人は遅かれ早かれそのSIMを去ってしまう。
そしてそれをこなすためにはほぼ24時間体制で
「SL内に返事や対応が出来、
且つ自身から積極的に地域住人と交流の取れるスタッフないしオーナー」
が居続けることが必要
となる。
そこまで出来てはじめて広い土地の売りが生きてくるのである。
広さを謳うのであれば住人との密接な交流は絶対に切れないといえる。
結局楽なのは区画を用意する最初だけで
一番「楽をして」という趣旨には沿わない運営方法といえる

人付き合いの嫌な人や楽をして儲けたいと思って始める人にとっては
正直いってきついのではなかろうか・・・


■■■飽きられたら そこで試合終了だよ■■■

 逆に公共区画にいろいろと飾り立てるケースだが、
この場合は建物や施設を売りにする為に初期建築自体はかなりの手間が必要ではあるが、
その後はただ広いだけの土地よりはその建物自体を売りに出来るので
少しは(広いだけのところよりは)楽をして運営をすることが可能となる。
ただし、この場合は住人を絶えず「飽きさせない」ことが大事になるので
広いだけで何もない土地ほどではないが、
常に新しい要素を取り入れつつ維持管理をしなくてはならない。
さらにSIMのプリム絶対数はプリムボーナスとは関係なく
15000プリムという最大値(環境SIMなら3750)で固定
なので、
住人に提供できるプリム総数はどうしても施設分減少してしまう。
結局出来て狭い土地にやや多いかな?という程度のプリムを提供する程度にとどまってしまうために
住人単価が安くなってしまう
費用対効果(1SIM多くて月2万)で考えるとなかなかに厳しいのではなかろうか。

+++追記+++
ちなみに最近はよく土地倍率を無計画に増加しているSIMを見る様になったが
実はリンデンではこのプリム倍率を1.8倍以上にすることを推奨していない。
(リンデンの言う非推奨とは言葉のオブラートに過ぎず大抵は禁止の同義語ではあるのだが・・・)
一定の面積にプリムが集中してしまうことは当然ながらそのSIMのプリム描写やスクリプト負担がその箇所に集中する結果につながり結果的にそこに居るだけで重くなってしまうからである。
個人的な体感としては快適さとぎりぎり折り合いをつけるならば1.5倍までが限度と思われる。
尚2倍などにしてしまうと各地が全て埋まった際に最悪想定していたプリムを各区画が最終的には設置できないという自体になることもある。
平たく言えばアイテムロストを引き起こしやすくなるわけだ。
確かに設置可能なプリム限度数値は15000とはあるが、
15000プリムぎりぎりまできっちりと使ってしまうようなSIMが軽いはずも無い。
本来は来客者のためにもある程度の余裕を持たせるべきなのである。


■■■では安ければいいのか?■■■

 値段競争というのはSL全体的によくない行為であるといえる。
SIMオーナーというのは本気で取り掛かるととても大変な(精神的)苦労と苦痛を伴うことがある。
安値にするという事は本来その苦労分は得られるはずの対費用を
最初から釣り合わないままに始める
わけで
オーナー自身がやがて(もしくは最初から)『割に合わない』とか
『安いんだから』というのを理由にして何もしなくなってしまう。
見た目にはルールも規制もないという感じで一見安くて住み易そうにも見えるが
こういうところは一旦対人トラブルが発生しても誰も味方にはなってくれない。
場合によってはSIMオーナーさえも、である。
はじめから「そういうケアもしないのを前提だから安い」ということを言って来るケースもある。
そして苦労に見合わないと思う人が仕事を放棄するようになるのはどの世界も同じなわけで
いずれオーナーも『こんな安値で住まわせてやってるじゃねぇか』的な態度をとるようになり、
クレームの頻度によってはある日突然SIMを丸投げして崩壊、ということもありうる

残されるのは突然宿無しにされた住人たち・・・。
これは薄利多売方針の日本クリエイターにも若干いえることではあるが
上質なものを提供するならば本来相応額はもらうのは正当で、
自分自身が本音で思っている価格より安く提示するというのは
同種市場のほかの販売者に対してもとても迷惑且つ失礼な行為といえる。
さらに精神的プレッシャーからある日突然全て放棄して居なくなってしまう危険を常に孕む為に
自分自身とそれについてきてくれる消費者の方に対しても迷惑をかける行為なのである。
そして安売主が居なくなったあとにはガタガタに崩壊した市場だけが残り、
元売主は『SLは終わった』と他所で愚痴る。
―最悪の流れだ。

 隣人が外人である事が多いメインランドであれば、
少なくとも交流はないことを覚悟済みで住むことになるが、
規約にもなににも縛られることなく自由気ままに過ごせるわけで
(もちろん全て自己責任であり隣人トラブルも全て自分で処理するか泣き寝入りかの2択となるが)
インも滅多にせず放置してるだけで
住人へのメンタルケアすらしてくれないSIMオーナーの土地に住むくらいなら
メインランドに行ったほうが安いし快適だったりする。
(規約の存在意義や薄利多売についてはまたの機会に・・・)

 こうして書いてみて改めて思うがレンタルSIMオーナーは楽ではない
教師は40人前後の言うことを聞かない生徒を抱え、X0万は給料をもらう。
その10分の1前後(むしろ弱)の利益で、
(当然スタッフが増えればさらに利益は落ちるから)少数でやっていかなければならない
というだけでも割に合わない。
 机上で「何人住んだら寝てても幾らの収入が・・・」と夢を膨らませるのは結構だが、
現実にはそこに至るまでの苦労や維持のためのコミュニケーションは不可避であり
実行するとなればそこに住む人たちのSLの生活も背負う覚悟が無くては
住む人たちにも迷惑がかかる。
楽をしてただお金がほしいだけなら、
コンビニか喫茶店で接客をすることをお勧めする。
SLでの商売もつまるところ画面越しの接客業なのだから。  

Posted by SubjectiveLetter at 09:02TrackBack(0)

2009/05/01

規約の量は保障の量

■■■はじめに■■■

先ずこれは独り言のようなものであり
これを見た人に炎上や反論などのネガティブな感情を促すために書いたものではない
と、断りを入れておきます。
そういう気持ちを抱きそうだと思った人や
自分は人の意見を素直に聞き入れない性格かも・・・と思う人は
今すぐ戻るのボタンを押すなり閉じるなりしてください。
興味本位で読んで嫌な気分になっても一切責任は負いませんので悪しからず。

もしも目を通すのであればポジティブに
これはSL世界のひとつの意見なんだなと理解していただきたい。


と、前回と同様の書き出しで今回は借りる側の話題を少々。


■■■規約の存在意義について■■■

たまに日系SIMを回っていると、土地を借りる下見の人なのか
数人の日本人(?)がSIM中央で会話をしていたりする。
曰く日本のレンタルは規約が長いから窮屈だとか何とか。
その話を聞いて私も各地をぐるりと見て回ったが
確かにビッグ6のような基礎中の基礎なルールはまあ含まれるとして
それ以外に追加のルールがあるところは多い・・・というか基本は何かしらの追加ルールが存在する。
だがよくよく見てみるとどれも理にかなった規約であることが多かったりする。
果たして規約が長いことが本当に住む上にとって窮屈で面倒な事と言えるだろうか。
私が見た限りでは日本のレンタルSIM―プライベートSIMの追加規約というのは
「正しい生活をする人たち」にとってはこの上ない盾となるものが多いと実感したわけだが。
以下メインランドの事情を交えつつ理由を書いてみる。


■■■『自由』の代償~それは限りなく『無法』でもあるという事■■■

 自由には『野垂れ死にの自由』も含まれる、と言ったのは誰の言葉だったか。
メインランドSIMにおいての隣人トラブルは基本的に自己解決か泣き寝入りしかない。
なぜならメインランドはビッグ6を除いた「SIMオーナーによる規約」が一切存在しないからだ。
今日は快適なシーサイドでも明日にはスラムになっててもおかしくないのがメインランドである。
翌日妙に重くなったと思ったら近所にキャンプが出来ていたとか
見晴らしのいい丘の前に突然巨大ビルが建つなんていうのは序の口。
自宅周辺に全てグループオンリーの結界を張られて
自宅からはテレポートかハイジャンプでしか移動方法が無い状態にされる事もある。
それでもSLの仕様を越える事(ハッキング・チート行為)やビッグ6に抵触する内容をしない限りは
原則としてリンデンは何もしてはくれない

というか、実際のところはリンデンは住人間トラブルにはほぼ介入して来ないのが現実である。
壁の高さは何mまでとか、グループオンリーは禁止とか、
グロい画像を張るな、騒音は禁止、等の規約が無いからだ。
相手がこちらの区画スペース欲しさでこちらの引越しを望んでいる場合は
さらに無茶をする人だっているかもしれない・・・というか、実際居る。
翌日には自宅の前にグロい画像のデカイ壁を建てられることもある。
なんだかよく解らない言語で文句を言ってくる人もいる。
延々と不快な叫び声の出るオブジェクトを隣接区画に置かれる場合もある。
重いスクリプトを意図的に大量設置されるかもしれない。
しかしこの程度の内容ではリンデンラボは文句を訴えても動かない。
どれも自力で交渉するなり文句を言うなりして何とか乗り切るしかないのだ。
さもなくば劣悪な環境で嵐が過ぎるのを黙ってただ待つか、
捨て値同然で土地を放棄し、再び数万L$支払って別の場所に移転するより他無い。
 そしてこれらのトラブルが元でSLを去ってしまうという人が結構居るという話も耳にしている。
なまじ言葉が通じなかったりするから以降の外人に対する不信感まで備わってしまい
その人にとっては不幸の上乗せとなる。
自由の代償で得られるメインランドの環境というのは心の優しい人や繊細な人には
特に厳しすぎると言えないだろうか・・・。


■■■法(ルール)による保護効果~それは守られているという安心■■■

 一方、レンタルSIMの場合はオーナーが定めた規約が少なからず存在し
有事の際はSIMオーナーが保護をしてくれる(筈だ)。
当然規約に反する行為をした場合はオーナーに訴えればいい。
規約に記載されている問題であれば当然早急に対処もしてくれるだろう。
隣人間トラブルなども相談をすればサポート外であっても親身に相談に乗ってくれたり
場合によっては仲裁してくれる所だってある。
こういった諸問題が発生したときに自分をどれだけ守ってくれるか
という点においては、むしろ規約は多く、且つ細かいほうがいい
のである。
(もちろんこれはSIMオーナーがSIMオーナーとしてきちんと業務を果たしている場合に限るが・・・)

 大雑把で「全て自由」などと書かれていたり(webページに別途記載されているならまだしも)
規約がどこを探しても数行程度しか存在しない様な所の場合、
規約に書かれていないイレギュラーな事態が発生した時に大概が丸投げされてしまう事がある。
SIMオーナー曰く『記載されていない事は基本自己責任です』と。
場所によっては簡略化の為にと最初の規約説明を省いてしまうところさえもある。
法(ルール)による保護効果が薄いのならば結局のところメインランドとさして変わらない。
むしろ安さだけならメインランドに行ったほうがマシとなってしまうだろう。
それこそ前回説明したようなSIMオーナーのメンタルケアが期待できないのならば
他所のSIMに移るかメインランドへの引越しを検討した方がいいということになる。

 大抵の場合正しい生活をする分においては規約に抵触するような事は普通ありえない。
なぜならルールというのは何事も本来正しく生活をする人達を守る為に存在するものだからだ。
(一応)法治国家である日本に住んでいる私達は
リアルにおいては辞書のような本が作れてしまう程のページ数に及ぶ事細かな法律によって
常に守られているわけだが、(少なくとも私は)それを窮屈だと感じたことは無い。
日本国憲法や刑法は本来私達を「規制する」のではなく私達の生活を「守る」為に存在するからだ。
 窃盗や殺人、交通違反を罰する法があるからこそ、
私達は命の危険を感じる事も武装する必要も、交差点を渡るのにいちいち過剰に脅える必要も無く
日々安全快適に過ごすことができるのである。

 そう考えると規約とはすなわちSIMオーナーが利用者へ提案している
トラブルに対するオーナーが保障出来る量
とも解釈する事が出来る。
「グループオンリー区画禁止」であれば
周りを結界で固められる心配もしなくて済む。
20mまでという高さ制限は
「20mより高いもの(圧迫感のある壁など)を建てられたら文句を言える」という大義名分になり
(個人的にはこの個人宅は20mまで、等の高度規制に関しては日本SIMをウサギ小屋化している
原因とも取れるので正直どうかとも思うが・・・企業ビル等を目立たせる為だろうか?)
景観を大切にする場所であれば
よほど汚いものはオーナーが常に監視・管理して自分に代わって設置者に注意もしてくれるだろう。
住む側としては細やか且つ面倒なことは
全てSIMオーナーが規約に則って管理をしてくれる(のが前提だ)し
リンデンラボスタッフや近隣住人と外国語で交渉もしなくていいので
実に快適で安心だと思うわけだが。

 これを狭苦しいと思うかどうかは各個人の判断にゆだねる範囲でもある。
最終的には自分の思う自由とそのSIMの規約(=保護してくれる内容)とを
よく吟味して照らし合わせることが大切ではないかと思われる。
もしも自分がこういうトラブルに遭遇したとき、それを守ってくれるルールがそのSIMにはあるのか?
こういうときはオーナーはどう対処してくれるのか?
少なくとも私はそういった規約説明や質疑応答を契約時に殆ど行わないところや
何も書かずに丸投げして全て自由!と謳っている所よりは
webページなどもきちんと用意して細やかに説明されているところの方が
後々のトラブルを未然に防げるという意味でも住む立場としては安心なのではないか、と思った。

 特に自分が受身な方だと思う人や、人との交流・交渉が得意ではないと思う人は
こうしたルールの保護恩恵の無いメインランドやPG設定ではない無法SIMでは
いいカモにされるかセクハラ等を一方的に受ける可能性が高いだろう。
自由とは自己主張が強い人にのみ有利な世界だからである。


■■■結論~規約は長くてもよく読みましょう、何より自分自身の為に。■■■

細かく書かれているという事は、同時にあなたの権利も細かく守られているという事に他ならない。
少なくとも六法全書等の内容を殆ど意識しないで日常生活を送っている私達にとって
ルールの数行追加程度で自分の身の安全と快適な生活が保障されるのなら
実に有難い事ではないか。


 さてところで、今あなたが住まわれているところの規約は・・・?
  

Posted by SubjectiveLetter at 00:29TrackBack(0)

2008/10/19

環境SIM、あなたは正しく使ってますか?

■■■はじめに■■■

先ずこれは独り言のようなものであり
これを見た人に炎上や反論などのネガティブな感情を促すために書いたものではない
と、断りを入れておきます。
そういう気持ちを抱きそうだと思った人や
自分は人の意見を素直に聞き入れない性格かも・・・と思う人は
今すぐ戻るのボタンを押すなり閉じるなりしてください。
興味本位で読んで嫌な気分になっても一切責任は負いませんので悪しからず。

もしも目を通すのであればポジティブに
これはSL世界のひとつの意見なんだなと理解していただきたい。

・・・と、毎度通りの断りを入れ、本日は環境SIMについて触れてみる。


■■■間違った環境SIMの運用とその弊害■■■

日本や英語圏外のユーザーは英文であるリンデンラボの公式サイトに目を通さないケースが多く、
公式サイトで書かれている内容を認識しないままに推奨されない行動をとっていることが多々ある。

http://wiki.secondlife.com/wiki/User:Chiyo_Linden
上記サイトにて
SL内部で行われているオフィスアワーのログが残されているわけだが
そこではリンデン側は

[2008/09/05 5:12] Chiyo Linden: 尚、オープンスペースはその名のごとく環境を目的として作られたSIMです。よって、環境(海、景観)に向いている為、イベント、住居などの使用には適していません。

とコメントをしている。
 が、最近日本では環境SIMの分割レンタルをしている人を多々見かけるようになった。
リンデンが
「環境SIMはイベント、住居などの使用には適していません。 」
と言っている
にもかかわらず、
居住用途で、しかも多人数に分割して環境SIMを貸し出している人が居るわけだ。
うちは一人あたりの面積が広いから快適だよ、と。
・・・ありえない。

 環境SIM(オープンスペースSIMとも言われる)は
4SIMで通常SIM1つ分ののサーバーPC領域を共有して利用している。
そのために使用可能プリム数も1/4なのであり、
同時にSIMとしての許容性能も基本SIMの1/4なのである。
 さらに共有されているどこかのSIMが多大な負荷のかかることをした場合
そのSIMとデータ領域を共有しているほかの3つの環境SIMにも当然影響が及ぶ

自宅PCで負荷の食うアプリケーションを起動すると
他のアプリケーションも巻き添えでフリーズしてしまうのと同じようなものだ。
過去はこうならないために1つの環境SIMで使えるプリム数をわざと半分くらいまでと規制して
データ的な遊びを持たせていたわけだが、最近になりその規制がなくなり
フルに使っていいんだ、と勝手に解釈した人たちが無計画に
環境SIMにモノをガンガンと置くようになったために
他の環境SIMも(場合によっては通常SIMまでも)巻き添えを受けて重くなる

という事態が発生している。

 上記理由もあり環境SIMとは基本的に居住に「適さない」のだ。
基本の1/4しか容量が使えないのに通常SIM並みの割合でプリムやスクリプトを使用したら
たとえ広さはあっても快適に暮らせるわけがない。
ただ広いというだけである。
他のスペースを共有している環境SIMが正しい運用をしてくれてる(だろう)から
うちだけはなにをしてもいいんだ、とか言うつもりなのだろうか。

またSLはデータ処理の都合上自分が居るSIMの周囲8箇所にあるSIM用スペースも
(たとえ物理的な接続がなくても)読み込み処理をしている。
もしそこに大人数で適さない用途で使用している環境SIMが1つでもあった場合・・・。

 安さにつられて環境SIMに住む人が増える結果自らの快適な暮らしが失われている
だけでなく、善良な用途で生活をしている人にまで悪影響を及ぼしている
のである。
正しい運用をしている善良なユーザーに
そこに住んでいるというだけで白い目で見られることになっている。
そしてそのことに気が付いていない人が日本にはあまりにも多すぎる。


■■■知らないということも罪■■■

 またリンデンは下記のようにもコメントをしている

[2008/09/05 5:07] Chiyo Linden: アイランド規約/Covenant
[2008/09/05 5:07] Chiyo Linden: ここにアイランドの所有者または管理するグループ一同によって決められたアイランド使用に関する一般的な規約が記されます。
[2008/09/05 5:07] Chiyo Linden: ここは特にそのアイランドにある土地を購入することを考えているレジデントの方は詳しく読む必要があります。この規約はアイランドの所有者の方で決定、実行する絶対権がありますので、リンデンラボ社では特に介入しません。
[2008/09/05 5:07] Chiyo Linden: 特に利用規約に反していない限り、アイランドの規約がそのアイランドの土地購入、使用に関してのルールとなります。
[2008/09/05 5:08] Chiyo Linden: この規約を読まずにアイランドにある土地を購入されて、その後土地を没収されたあげくにお金も返金されないので詐欺にあったと苦情を頂くことがよくありますが、
[2008/09/05 5:08] Chiyo Linden: アイランドの規約を読まず、違反となる行為を行われた場合は返金をするかしないかなどは、そのアイランドの規約、またアイランド所有者の方の判断となりますので、必ずアイランドの規約を読んで下さい。

乱暴な解釈をすれば
規約を見ていようがいまいが、
プライベートSIMオーナーの定めた規約に反したトラブルや
推奨外の用途から起こる問題への文句はリンデンでは受け付けません

ということである。


いきなりではあるが、
シンガポールに予備知識のない人が旅行に行ったとする。
そこで公園で一休みをしてサンドイッチを食べる。
食べ終わったときに出来たゴミをなにげにその辺に捨てて帰ろうとした。
すると警察がやってきて
『君は今ごみを捨てた、罰金を払ってもらおうか』
と罰金を請求してきた。
知らなかった、で通るだろうか。

シンガポールのゴミに対する罰金制度は実在する制度で、93年からは
2回以上違反したものなど悪質なゴミ捨て行為を行ったものに対しては
罰金に加え、CorrectiveWorkOrder(矯正労働=CWO)となり黄色い蛍光色のベストを着て
人々が集まる場所でゴミの清掃活動をさせられる制度が導入されている。
(このCWOは頻繁に実施されており、その度に新聞で大きく報じられる)
新聞ではつかまった人の顔写真入りで、コメントが載ることもあるそうだが
一様にうっかりしていたというコメントが多く見られるらしい。

当然ながら「うっかりしていた」「知らなかったから」という理由は
ルール違反をしてしまった理由にはならず、過失発生の際の免除理由にはならない


公式の英文が読めなかったから・・・などというのは
トラブルが発生したときには何の言い訳にもなりはしないのである。


■■■「あなた適さないと警告した所に住んでますね?じゃあ保障外です」■■■

つまりなにが言いたいのかというと、
環境SIMの分譲レンタルに住むことは他のセカンドライフプレイヤーにとって
迷惑になっている
ということを覚悟するべきだ、ということである。

またもしもそういうところに住まわれるつもりであるならば
リンデンの保護や保障は受けれない可能性もあるということを認識しておくべきである。
間違った用途をしている人を守る法は無いのだから。


たとえば最近話題の多いフィッシング詐欺とか・・・。  

Posted by SubjectiveLetter at 15:00TrackBack(0)

2008/10/11

楽をして儲かる仕事はない

■■■はじめに■■■

先ずこれは独り言のようなものであり
これを見た人に炎上や反論などのネガティブな感情を促すために書いたものではない
と、断りを入れておきます。
そういう気持ちを抱きそうだと思った人や
自分は人の意見を素直に聞き入れない性格かも・・・と思う人は
今すぐ戻るのボタンを押すなり閉じるなりしてください。
興味本位で読んで嫌な気分になっても一切責任は負いませんので悪しからず。

もしも目を通すのであればポジティブに
これはSL世界のひとつの意見なんだなと理解していただきたい。




 SLは―特にSIMレンタルは―『楽に』儲かる、と思っている人が居るらしい。
SIMを用意する資金さえあれば
プリム倍率を適当に大きくしてプリム数だけを売りにしていればいいとか
他所より綺麗な施設を用意すれば人が集まるから住人も増えるだろうとか
値下げ競争をして他所より安いという売りならやっていけるだろうとか
とにかく自分はボーっとしてても金が入ると思っている人が居る。

ハッキリ言って置くと、楽をしては儲からない
実際はそんな甘い世界ではない・・・と、思う。
以下にそう思う理由を書いてみる。

レンタルSIMオーナーをするものとしての基本姿勢は
「可能な限り自分のSIMに関わること」が大切である。
先ずオーナーのログイン率が悪くて放置状態では話にもならない。


人と接しなくてもいいとか思っているならそれも大間違いであり、
むしろ下手なリアル仕事よりもオーナーやスタッフの他人との交流スキルが問われてくる
感じの悪いオーナーのSIMに住もうとはよほどの優遇措置でもない限り誰も思わない。
そして(会社組織でやってるサラリーマンでなければ)
30日間ほぼSLにかかりきりで休日も労災も無い。
住人への完璧なメンタルケアをこなして粉骨砕身に働いて得られるものは
せいぜい1SIMで全部埋まったとして多くて3万円+α
(なのだが、SIMのデザイン等の為に消費した経費がある場合そこからさらにマイナスされる)
安値を売りにしてるところの場合最悪1万を切る。

喫茶店の昼バイト(安く700円の時給で1日5時間だけ働くと見ても)10日分にも満たないのだ。

リアルの喫茶店で無愛想な接客をして裏でこっそりタバコ休憩したり
出来る限り手抜きをしてタイムカードだけ押して定時きっかりに帰ってたほうが
よっぽど楽をしてお金になるのである。
さらに無遅刻無欠勤であれば昇給もありうるし、週5で働いて深夜勤務もある仕事をすれば
深夜手当て込みで月収入は20万を超える。

その上で現在の流れとして大体3つあるSIM手法
「広さとプリム」「施設の綺麗さ」「安さ」
の区分を「楽をして」儲かるものなのかを見てみる。


■■■「プリムならある=プリムしかない」では意味が無い■■■

 まず広さとプリムの量を売りにするのであれば、
「住人を孤独にさせない」ことがSIMオーナーの務めといえる。
ただ広いだけでオーナー不在の場所に住む人は
(始めて間もない人であればなおさら)確実にプリムや空間をもてあまし始める。
そして最近の受身姿勢な人が多い現状から近所との交流すら取れなくなり、
広い土地を持っていながらも(むしろ広いからこそ)孤独感に苛まれるようになる。
そしてやがては土地を手放してフリーになるか、
プリムより値段を、という考えで他所orメインランドに移動してしまうのである。
レンタルSIMオーナーは住人一人ひとりのメンタルケアをこなし、
きちんと導いてあげるところまでするつもりでなくては
住人は遅かれ早かれそのSIMを去ってしまう。
そしてそれをこなすためにはほぼ24時間体制で
「SL内に返事や対応が出来、
且つ自身から積極的に地域住人と交流の取れるスタッフないしオーナー」
が居続けることが必要
となる。
そこまで出来てはじめて広い土地の売りが生きてくるのである。
広さを謳うのであれば住人との密接な交流は絶対に切れないといえる。
結局楽なのは区画を用意する最初だけで
一番「楽をして」という趣旨には沿わない運営方法といえる

人付き合いの嫌な人や楽をして儲けたいと思って始める人にとっては
正直いってきついのではなかろうか・・・


■■■飽きられたら そこで試合終了だよ■■■

 逆に公共区画にいろいろと飾り立てるケースだが、
この場合は建物や施設を売りにする為に初期建築自体はかなりの手間が必要ではあるが、
その後はただ広いだけの土地よりはその建物自体を売りに出来るので
少しは(広いだけのところよりは)楽をして運営をすることが可能となる。
ただし、この場合は住人を絶えず「飽きさせない」ことが大事になるので
広いだけで何もない土地ほどではないが、
常に新しい要素を取り入れつつ維持管理をしなくてはならない。
さらにSIMのプリム絶対数はプリムボーナスとは関係なく
15000プリムという最大値(環境SIMなら3750)で固定
なので、
住人に提供できるプリム総数はどうしても施設分減少してしまう。
結局出来て狭い土地にやや多いかな?という程度のプリムを提供する程度にとどまってしまうために
住人単価が安くなってしまう
費用対効果(1SIM多くて月2万)で考えるとなかなかに厳しいのではなかろうか。


■■■では安ければいいのか?■■■

 値段競争というのはSL全体的によくない行為であるといえる。
SIMオーナーというのは本気で取り掛かるととても大変な(精神的)苦労と苦痛を伴うことがある。
安値にするという事は本来その苦労分は得られるはずの対費用を
最初から釣り合わないままに始める
わけで
オーナー自身がやがて(もしくは最初から)『割に合わない』とか
『安いんだから』というのを理由にして何もしなくなってしまう。
見た目にはルールも規制もないという感じで一見安くて住み易そうにも見えるが
こういうところは一旦対人トラブルが発生しても誰も味方にはなってくれない。
場合によってはSIMオーナーさえも、である。
はじめから「そういうケアもしないのを前提だから安い」ということを言って来るケースもある。
そして苦労に見合わないと思う人が仕事を放棄するようになるのはどの世界も同じなわけで
いずれオーナーも『こんな安値で住まわせてやってるじゃねぇか』的な態度をとるようになり、
クレームの頻度によってはある日突然SIMを丸投げして崩壊、ということもありうる

残されるのは突然宿無しにされた住人たち・・・。
これは薄利多売方針の日本クリエイターにも若干いえることではあるが
上質なものを提供するならば本来相応額はもらうのは正当で、
自分自身が本音で思っている価格より安く提示するというのは
同種市場のほかの販売者に対してもとても迷惑且つ失礼な行為といえる。
さらに精神的プレッシャーからある日突然全て放棄して居なくなってしまう危険を常に孕む為に
自分自身とそれについてきてくれる消費者の方に対しても迷惑をかける行為なのである。
そして安売主が居なくなったあとにはガタガタに崩壊した市場だけが残り、
元売主は『SLは終わった』と他所で愚痴る。
―最悪の流れだ。

 隣人が外人である事が多いメインランドであれば、
少なくとも交流はないことを覚悟済みで住むことになるが、
規約にもなににも縛られることなく自由気ままに過ごせるわけで
(もちろん全て自己責任であり隣人トラブルも全て自分で処理するか泣き寝入りかの2択となるが)
インも滅多にせず放置してるだけで
住人へのメンタルケアすらしてくれないSIMオーナーの土地に住むくらいなら
メインランドに行ったほうが安いし快適だったりする。
(規約の存在意義や薄利多売についてはまたの機会に・・・)

 こうして書いてみて改めて思うがレンタルSIMオーナーは楽ではない
教師は40人前後の言うことを聞かない生徒を抱え、X0万は給料をもらう。
その10分の1前後(むしろ弱)の利益で、
(当然スタッフが増えればさらに利益は落ちるから)少数でやっていかなければならない
というだけでも割に合わない。
 机上で「何人住んだら寝てても幾らの収入が・・・」と夢を膨らませるのは結構だが、
現実にはそこに至るまでの苦労や維持のためのコミュニケーションは不可避であり
実行するとなればそこに住む人たちのSLの生活も背負う覚悟が無くては
住む人たちにも迷惑がかかる。
楽をしてただお金がほしいだけなら、
コンビニか喫茶店で接客をすることをお勧めする。
SLでの商売もつまるところ画面越しの接客業なのだから。  

Posted by SubjectiveLetter at 11:38TrackBack(0)